患者さんの権利と義務
坪井病院では患者さんと医療者とのより良いパートナーシップを築くために、「高度な医療とやさしい医療をめざして」という行動指針のもとに、患者さんの権利について定め、病院をあげて取り組んでおります。
わたしたちは患者さん本意の医療を進める上で、患者さんとご家族と医療者とのパートナーシップ(協調関係)を重要なこととして認識し、患者さんが十分な説明を受け、ご自身の意思による治療方針の選択ができるよう6つの権利を保障いたします。
医療者が安全で良質な医療を行うために、分からないことがあれば、ささいなことでも納得のいくまで説明を求めていただく、というように、積極的な治療への参加が不可欠となります。
患者さんが治療に参加しやすいようにするために、患者さんとご家族と医療者とのより良いパートナーシップを築き上げることができるよう努めて参ります。
患者さんの権利
- 健康状態、症状、診断治療、予後等の自己の情報について知る権利
- わかりやすい言葉で十分に説明を受ける権利
- 医師の説明に基づいて自己決定する権利
- 医療者側の勧める治療に同意しない権利
- いかなる治療段階においても、他の医師の意見を求める権利(セカンドオピニオン)
- 他の医療機関を自由に選択する権利
- 自分の診療記録の開示を求める権利
- 自分の診療に関する個人情報が保護される権利
患者さんへのお願い(義務)
患者さんが安心して入院生活を送っていただくために、当院では、医療の安全性の向上に努めております。安全を守るための医療事故防止の一環として以下の対策を行っております。皆様のご理解とご協力をお願い致します。
- 検査や治療、処置の前には、職員がその都度お名前を確認します。
- 輸血、手術、内視鏡の時は、誤認を防止するために「リストバンド」を手首につけていただきます。
- 患者さんの歩行や移動において、安全が保てないと判断した場合は車椅子・ストレッチャー・歩行補助用具の使用をお願いすることがあります。
- ベッド・ストレッチャー・処置台などから転落のおそれがある患者さんにベッドガード・介護衣などを使用する場合があります。
- 治療に支障をきたす症状(不穏・体動・興奮など)があり危険な場合は、身体の抑制をさせていただく場合があります。
お気づきの点、ご不明な点がありましたら、職員にご意見、ご要望をお聞かせください。患者さんとともに医療の安全性の向上をさせていただきたいと考えております。