放射線技術部

目次

ご挨拶

放射線技術部は医療放射線技術を提供する部門であり、疾患の正確な診断・治療を行うための重要な役割を担っています。私たちは、患者さんへ不安や恐怖感を与えない検査に心がけながら、画像を提供できるよう努めています。
また知識や医療技術をアップデートするため、講習会や学会等への参加、各種認定や資格の取得に取り組んでいます。放射線技術部門で分からないことがあれば、気軽に診療放射線技師にお尋ねください。

検査のご紹介

放射線治療装置

Elekta 社製の治療装置 Versa HD は、呼吸性移動のある部位に対して、患者さんにあわせた様々な治療アプローチが可能です。
治療装置に搭載されたkVシステムによって、業界装置では唯一、マーカレスの4DコーンビームCTを撮影することが可能です。治療当日、照射直前および照射中の呼吸性に伴う腫瘍位置を正確に把握することで正確な治療を行うことができます。
また、高性能マルチリーフコリメータを搭載しており、腫瘍へ線量集中・正常組織への線量低減の両方を実現しております。
高精度照射法であるDCATやVMATを組み合わせることで、短時間での治療も可能です。

一般撮影

放射線を利用してX線写真を撮り、病気やけがを調べる検査です。撮影部位によって撮影体位や放射線の照射条件が異なります。
マンモグラフィーは乳房のX線撮影で、放射線を利用します。乳房を圧迫・伸展することによって乳腺に隠れた微細な病変を写し、かつ被ばくを低減して撮影することができます。検査時には、専用の検査着を使用します。

  • 一般撮影装置　2台
  • マンモグラフィー装置　2台
  • ポータブル撮影装置　2台
  • 骨密度測定装置　1台

透視検査

放射線を連続で照射することで、身体の様子をリアルタイムで観察できる検査です。胃や腸のバリウム検査のほか、内視鏡を用いた消化器の検査や気管支鏡を用いた呼吸器の検査も行っています。

  • X線TV装置　2台

CT検査

身体を囲うようにぐるりと連続して放射線を当て、身体を通過した放射線の情報をコンピュータで解析することで断層画像（身体を輪切りにした画像）を得る検査です。得られたデータを用いて3D画像を作ることも可能です。

  • 80列CT装置　1台
  • 16列CT装置　1台

MRI検査

MRIは強力な磁場が発生しているトンネル状の装置の中に寝て検査を受けます。
身体の中に分布する水素原子に一定の電波を送信し、戻ってきた信号を受信・解析して断層画像を作っていきます。
検査中は工事現場のような大きな音がしますが、心配いりません。
また、金属類を検査室内に持ち込むことができないので、入室前には金属チェックを行っています。

  • 1.5T MRI装置　1台

核医学検査

放射性医薬品を体に投与し、代謝や血流状態を画像・数値情報として得る検査です。薬剤が全身に分布してから撮影するため、放射線医薬品を注射した後は一定の時間をおいてから検査を始めます。

  • ガンマカメラ　1台